略歴。

歴史への興味。

だいたい小学生くらい。

私が歴史への興味をもったのが、いつのことであっかは、あまり正確には、おもいだせません。しかし子供のころの私は大河ドラマをみた記憶もありませんし「信長の野望」や「不如帰」などの話題になった歴史シミュレーションゲームをプレイしたこともありません。

ナポレオン戦記と戦術・兵法。

ただナムコの「三国志」とアイレムの「ナポレオン戦記」は、なんども、くりかえしプレイしました。ナポレオン戦記にいたっては、私が西洋史についての知識をあまり持たないこともあって、ゲームのプレイ中に百科事典でゲームに登場する戦争について調べるほどに、はまったものでした。たしか岩波文庫の孫子を購入したのも、このゲームによって兵法や陣形に興味をもったからだったと記憶しています。もっとも、その孫子に陣形についての記述など、ありませんでしたけど。

大日本帝国海軍とノストラダムスたん。

母は帝国海軍おたくで阿川弘之さんの本が大好きなかたでしたから、子供のころは軍艦長門の話や帝国海軍士官としての心の持ちようについて聞かされて育ちました。が、そのころの私の興味は五島勉さんの著作物にありました。そのため、いまだに聖徳太子やヒトラーと聞くと私はノストラダムスや五島さんのこと連想してしまいます。こまったものです。

(五島勉さんはノストラダムスについての一連の著作で知られていますが、彼はヒトラーや聖徳太子やイソップ物語についての著作もあります。ええ。もちろん、その内容は、彼ら三人は予言者であり、1999年前後に起きるであろう人類の破局についての予言を残しているというような内容のものです。私は、そんな強引な五島勉先生が大好きです。)

三国志。

そんなわけで軍事おたくへの道を順当に踏みはずした小学生時代の私が、つぎにはまったものは三国志でした。たしか、きっかけは家にあった吉川英治さんの「三国志」だったとおもいます。

そのころは三国志ブームが始まる直前だったこともあって、それから数年のあいだに、たくさんの新刊本が出版されつづけました。そして私は、それらを猿のように買いあさりました。パソコンゲームまでふくめると、このころ私が三国志にそそぎこんだ金額は数十万円にもなっていたとおもいます。 ネットで演義の原文も正史の原文も、すべて手に入る今の世の中になってみると、おもえば馬鹿なことをしていたような気もしないではありません。

明治書院と漢文。

また、それと並行して、はまりこんだのは兵法書と戦国策でした。戦国策とは春秋戦国時代の、おもに外交に関するさまざまな逸話をおさめた書物です。当時は、図書館に通い明治書院刊行の戦国策を開館から閉館まで読みふけっていたものでした。いまの私に、もしすこしばかり漢文の読解力があるとすれば、このころ読みふけった戦国策、世説新語、論衡などの 明治書院の刊行物のおかげでしょう。

コンピュータ。

BASICで三国志ゲームを作ろうとおもいたつ。

14でパソコンを手にすると同時に三国志ゲームを作ろうとおもいたつ。 まずパソコン購入時についてきたBASICで半年ほどプログラミングをはじめるも、その不自由さゆえにアセンブラに移行。アセンブラを選んだ理由は、アセンブラならどんなソフトでも理論上プログラミングできるはずだという単純なもの。

アセンブラでゲームのための部品づくり。

それから数年間、ゲーム機を封印し、-ゲーム機といっても、それは任天堂のファミリーコンピュータとディスクシステムという、まさに前世紀の遺物だったが-、ゲーム製作のために、ひたすら棒グラフ、レーダーチャート、画像などを表示するプログラムやマウスドライバ、FM音源ドライバなどをアセンブラで作りつづけ、やがてゲームをプレイすることへの興味を完全に失う。そのため、わたしは、いまだにポリゴンを使ったゲームをやったことがない。

オブジェクト指向とC++。

その後、オブジェクト指向の存在を知りBorlandのC++を購入。来る日も来る日もマニュアルと「The C++ Programming Language」を読みふけり、サンプルソースを打ちこみつづけるも、オブジェクト指向の具体的な利用法が理解できない。それから半年ばかりして「ゲーム&&オブジェクト指向プログラミング」というプログラミングパラダイムについての良書を入手。この本によって動的なオブジェクトの生成・廃棄、異種リスト、多態性などについて、やっと理解し、ついにはBjane StroustrupとC++の崇拝者になる。

Windowsによってゲーム製作への興味を失う。

オブジェクト指向を理解できたこともあって、かつて作ったアセンブラとC++を用いてゲームのためのGUIなシステムの構築をはじめるも、GUIなシステムが、OSに最初からそなわっているWindows95の流行もあって、このころ一度プログラミングへの興味が薄れてゆく。

Javaで対戦ゲームをつくろうと思いたち今にいたる。

その後しばらくしてJavaに出会いアプレットとCGIを組み合わせてみたりするも、もはや趣味としてのプログラミングには、あまり興味はわかない。が、それから、さらに数年してJava Web Startの存在を知り、またソケットクラスなどネットワーク系プログラミング構築の手軽さもあって、Javaアプリケーションでのネット対戦ゲーム製作をおもいたつ。その後のことは製作日誌のページに。


がばろん@Mたんちゅきちゅき